篠笛で音楽ジャンルを表現するには?「リズムの感じ方」が演奏を変える-#003

「同じ曲なのに、なんだか演奏の雰囲気が違う。」
そんなふうに感じたことはありませんか?
その違いのひとつに、「リズムの感じ方」があります。

リズムというと、「一定の間隔で音を刻むこと」と思われるかもしれません。
でも、実際の音楽は、そんなに単純ではありません。
少し前に出たり、少し後ろに引いたり。
強く感じるところがあったり、逆に力を抜くところがあったり。
そうした微妙な揺れや強弱が、音楽の「ノリ」や「心地よさ」を作っています。

そして、この「ノリ」は、音楽のジャンルによっても大きく違います。
例えば、クラシックの音楽とロック。
あるいは、J-POPとR&B。

同じメロディを演奏しても、リズムの感じ方が違えば、聴こえてくる音楽の雰囲気も変わります。
さらに面白いのは、同じジャンルの音楽でも、演奏する人によって少しずつ違うこと。

その人がどんな音楽を聴いて育ってきたのか。
どんな音楽を好きなのか。
そして、身体でどんなふうにリズムを感じているのか。
そうしたものが、演奏にも表れてくるのだと思います。

では、いろいろな人と一緒に演奏するときはどうでしょう?
例えば、篠笛とギターでJ-POPを演奏するとします。

篠笛奏者が「和楽器らしいリズム感」で吹き、ギター奏者が「ロックのリズム感」で演奏したら……。

それぞれが間違っているわけではありません。
でも、少しだけ「しっくりこない」演奏になることがあります。

そんなときに大切なのが、「アジャストする」ということです。
相手のリズムを感じながら、自分の吹き方を少し変えてみる。
逆に、自分のリズム感に相手が合わせてくれることもある。
そうやって、お互いの感覚を近づけていくことで、音楽に一体感が生まれます。
そして、その一体感が、大きなエネルギーになっていきます。

もちろん、
「私はこのリズム感でいく!」
と、あえて周りに合わせないという選択もあります。

それも、ひとつのカッコいい表現です。
ただ、
「合わせられない」のと、
「合わせられるけれど、あえて合わせない」のとでは、ちょっと違いますよね。

私が大切だと思っているのは、
「必要なら、いつでもアジャストできること」
です。

いろいろな音楽に対応できるようになると、演奏できることも増えていきます。
そして何より、いろいろな人と一緒に音楽を作ることが、もっと楽しくなります。

私のレッスンでは、こうした「リズムの感じ方」や、ジャンルによる違いを一つひとつ紐解きながら、自由に、豊かに、そして楽しく演奏するための方法をお伝えしています。
皆さんの、豊かで楽しい演奏ライフの一助になればと思っています。

【毎週土曜日更新したいなぁ】

「もっと自由に、もっと自分らしく吹きたい」そんな方は
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