正直に言うと、踊っている時間より、お話しの時間の方が長い日もあります。
「いらっしゃ~い」とレッスンルームにお迎えするとすぐに、レッスン生さんから
「今日はちょっと、いろいろあって……」
「聞いてくれますかぁ~」
などと、切り出されることがあるのです。
私は「うんうん」「そうなの」「大変やったね」と相槌を打ちながら、話を聞きます。
お仕事上での人間関係、ご家族のこと、介護のこと・・・みんな、毎日自分の役割をしっかりと、頑張って生きています。
最近あったこと、モヤモヤしていること、うれしかったこと。
気づけば30分、ただ話しているだけで終わることもあります。
でも、それでいいと、私は思っています。
たくさん話して、打ち明けて、心がゆるんでから身体が動き出す方もいます。
もちろん、話したくなければ、それも大丈夫。
どうするのが良いか、その時々の状況にあわせてレッスンをすすめます。
私が大切にしているのは、安心して自己表現できる場をつくること。
踊ることは、その入り口のひとつにすぎません。