【心・身体コラム-Vol.3】 正しい姿勢やフォームとは?
子供も大人も「姿勢を正しくしなさい」と言われればどうするでしょうか?
背筋を伸ばし、胸を張り、顎を引き、口元をキリっと結んで「気をつけ!」の姿勢を取る、といったところでしょうか。
背中の筋肉が緊張し、胸を固め、首筋や顔に力が入ってないでしょうか?
また、腹に力を込め、足を踏ん張る方もいるかと思います。
私が横笛を指導する際、稽古を積む割には上手く音を出せない、リズムが取れない、という受講者さんに、上記の感じで「正しい姿勢・フォーム」を取ろうとする意識が強すぎる方が比較的多いのです。
また、様々なジャンルで活動している方々が受講される身体セミナーにおいても、姿勢・フォームにこだわる傾向の強い方達が、動きの質において要領を飲み込みにくい傾向を感じます。
彼らに共通してるのは、「硬い・固い」という印象です。
姿勢やフォームを作るために全身の筋肉を硬直させているのです。
この筋肉の硬直は、「呼吸」に対する抵抗になり、血流の流れ、神経伝達の抵抗になり、動きや作業に対する抵抗となります。
さらに、身体をとりまく環境との関係、空間感覚や触感などが鈍くなります。
脳活動の抵抗になっているのです。
生真面目な方ほど、また、力感や「頑張っている感」を求める人ほど、上記の現象に陥りやすいようです。
では、美しく正しい姿勢やフォームが必要ないのか?
やはり姿勢やフォームは正しく美しいのが良いと思います。
問題は、それをどうやって獲得するのか? ということです。
(文:出口煌玲)
次回は「骨格で立つ・動く」
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